赤ちゃんの肌に日焼け止めは塗っても大丈夫!? 赤ちゃんに使える日焼け止め

赤ちゃんの紫外線対策として、日焼け止めを使用するのが一般的になりつつあります。でも、「日焼け止めを塗る方が肌に負担なのでは?」と気になるのも親心ですよね。最近では、塗る派と塗らない派の間で議論が行われる場面もあるようです。今回は、赤ちゃんのお肌と日焼け止めの関係、日焼け止めを塗る派・塗らない派双方の意見の比較、日焼け止め選びのポイントについてご紹介します。

日焼け止めは塗る?塗らない?赤ちゃんのお肌の特徴とは?

驚く赤ちゃん

そもそも、「赤ちゃんにも日焼け止めを塗る必要がある」と言われ始めているのはなぜなのでしょうか?

理由のひとつは、赤ちゃんの肌の特徴にあります。

子供の皮膚は構造的にも機能的にも未発達で、刺激に弱いという特徴があります。また、幼児の皮膚は成人の皮膚の半分ほどの厚さしかなく、乾燥や紫外線などによるダメージを受けやすいと考えられています。

そのため、赤ちゃんの皮膚には、保湿や紫外線対策といったケアが必要になるのです。

赤ちゃんが紫外線を浴びすぎることによるリスクとは?

人差し指とエクスクラメーションマーク

赤ちゃんに日焼け止めを塗ることが推奨される第2の理由は、紫外線量の増加傾向です。

オゾン層破壊の影響で、地上に届く紫外線の量は増加傾向にあります。そのため、親世代が子供の頃に比べて、紫外線対策の重要性が高まっているのです。

WHOが2009年に発表した調査結果によると、18歳以下の時期に紫外線を浴びすぎると、将来的に皮膚がんを発症するリスクが高まるとされています。

また、子供の頃に浴びた紫外線のダメージは蓄積され、10年以上たってから免疫力の低下やシミ・シワ、皮膚がんなどの原因になると言われています(※1)。

日本よりも赤道に近いオーストラリアでは、乳児の頃から「たれ」付きの帽子やサングラス、赤ちゃん用日焼け止めなどで紫外線対策をすることが一般的になっているようです。

日焼け止め「塗る派」・「塗らない派」の意見は?

虫眼鏡を持つ女性

急激な環境変化によって起こっている、赤ちゃんへの日焼け止め論争。親世代との意見の違いに悩んでいるママ・パパも少なくないようです。

「塗る派」と「塗らない派」、両方の意見を比較しながら見てみましょう。

日焼け止め「塗る派」の意見

5月頃から涼しくなる頃までは塗ります。
あまり神経質になるのもどうかと思いますが、今どきは子供の肌こそ大事にしないと、皮膚がんの可能性もありますからね。

日焼け止めは塗るようにと小児科で言われました。昔と違って、オゾン層の破壊で紫外線の量が増えているそうです。

日焼け止め「塗らない派」の意見

日焼け止めに入っている添加物が気になるので、塗らない選択をしました。

娘には使いませんでした。
外遊びは午前中と夕方。帽子もかぶっていたので日焼けトラブルはありませんでした。

最初の夏は塗りませんでした。
車にはUV効果のあるカーテンをつけ
ベビーカーは幌をかぶせ、足はUVストールをかけました。

赤ちゃんに塗る日焼け止め選びのポイント

赤ちゃんの背中にスマイルマーク

お肌に刺激を与えるイメージが強い日焼け止め。

保湿剤などと違い、成分表示を見ると見慣れない成分が配合されているなど、「本当に塗っても大丈夫なのだろうか?」と思ってしまいますよね。

しかし、紫外線量が増えている現在は、赤ちゃんの日焼け止め対策は重要です。

生後6カ月までの赤ちゃんには、UVカット素材の洋服や帽子、ベビーカーのシェードなどで紫外線対策をすることがおすすめです。

日焼け止めを塗ることができる月齢の赤ちゃんには、なるべく刺激の少ない、赤ちゃん用に作られた日焼け止めを使うといいでしょう。

赤ちゃんの日焼け止めを選ぶときのポイントは、大きく分けて3つ。

お肌に刺激を与えず、日焼け止めを使うための参考にしてくださいね。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止め(紫外線散乱剤配合)を選ぶ

日焼け止め成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。

赤ちゃんの日焼け止めには、「紫外線散乱剤」を配合しているタイプを選ぶのがおすすめです。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」それぞれの特徴を比較してみましょう。

*紫外線吸収剤の働き

紫外線を一度肌の上で吸収してから、化学反応で熱やエネルギーに変換し、外へと放出します。

強力な紫外線にも対応する一方、化学反応の際に発生する熱が肌に負担をかけるため、敏感肌の人や赤ちゃんには塗らないほうがいいとされています。

*紫外線散乱剤の働き

紫外線が肌に届く前に散乱させ、跳ね返します。

紫外線吸収剤に比べて肌への負担が少ない一方、白浮きしやすい、強い紫外線は防ぎきれないといった特徴があります。

紫外線散乱剤を使用している日焼け止めには、「紫外線吸収剤フリー」「紫外線吸収剤不使用」「紫外線散乱剤」または、「ノンケミカル処方」と記載されています。

特にお肌がデリケートで敏感な赤ちゃんには、紫外線散乱剤を使用した日焼け止めを使いたいですね。

SPF・PAが低い日焼け止めを選ぶ

日焼け止めに必ず表示されている、SPFとPA。

SPFは、日焼けの主要因である「紫外線B波(UV-B)」を防ぐ効果を数値で表したもの。

SPF1は、肌を「紫外線B波」から守る効果が20分持続することを意味します。SPF25であれば、20×25で8時間20分の間、肌を「紫外線B波」から守ってくれることになります。

もう片方のPAは、「紫外線A波(UV-A)」を防ぐ効果を示す値です。

「紫外線A波」は、雲やガラスまでもすり抜けやすく、シミ・シワなどの原因になる紫外線です。

SPFとPAは数値が高ければそれだけ、お肌への負担も大きくなります。赤ちゃんに使用する日焼け止めは、「SPF10~20/PA+~++」くらいのものが望ましいとされています。

石けんやお湯で落とせる低刺激の日焼け止めを選ぶ

赤ちゃんには専用のクレンジングなどが必要ない、お湯や石けんで落とせるタイプの日焼け止めを選びましょう。

日焼け止めのパッケージやウェブサイトを見て、「お湯で落ちる」「石けんで落ちる」などの記載があるものを目安にするといいでしょう。

オーガニックの日焼け止めを選ぶ

日焼け止めの中には、防腐剤である「パラベン」や「石油系界面活性剤」、「アルコール」などが含まれていることもあります。これらの成分は、赤ちゃんのお肌に強い刺激を与える可能性があります。赤ちゃんの日焼け止めを選ぶ際は、このような成分が配合されていない、天然素材の日焼け止めや、オーガニックの日焼け止めが比較的安心です。

「無香料」「無着色」「アルコールフリー」「防腐剤フリー」「無鉱物油」「石油系界面活性剤フリー」などの記載があるものを基準に選ぶと、より低刺激で赤ちゃんに安心の日焼け止めを選べるでしょう。

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比較的焼けやすい赤ちゃんには、日焼け止めを塗るのがおすすめ

笑顔の赤ちゃん

赤ちゃんの紫外線対策に日焼け止めを塗るか塗らないかは、世代や肌質によっても違いがあり、どれが正解ということはありません。

とはいえ、紫外線量が増えている昨今の状況を考えると、日焼け止めを塗ることが適切な月齢になったら、赤ちゃん用のマイルドな日焼け止めを塗るのがおすすめです。

帽子やUVカット素材の日焼け止めグッズなどを併用しながら、賢く紫外線対策をしたいですね。

特に、体質などで比較的紫外線の影響を受けやすい赤ちゃんには、肌質に合った日焼け止めを塗って肌を守ってあげましょう。

天然由来100%の日焼け止めなら、余計な添加物の心配もなく、デイリーに使えます。

日焼け止めを「塗る派」「塗らない派」、両方の意見を比較しながら、自分の赤ちゃんに適した紫外線対策をしてあげてくださいね。

※1 参考文献:WHO

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